ファーストロジックについて

2023.06.27

1つしか事業がない企業は先行き不安?

当社のコーポレートサイトを見ると、不動産投資のプラットフォーム「楽待」を運営していることが分かる

当社は「楽待」の運営という1つの事業のみを行っています。
「1つだけの事業で大丈夫?」という質問に対しては「全く問題ない」と答えています。

なぜなら「成長が見込まれる市場で、かつ当社はトップシェアだから」です。むしろ儲けられない事業を複数抱えて「良くない多角化経営」をすると、本業まで弱体化してしまいます。

このブログでは、「単一事業でも問題はない」と当社が考える理由について説明していきます。今後企業を選ぶ際にも参考になるポイントだと思いますので、ぜひお読みください!

Yahooファイナンスの画面。連結事業の欄に「単独事業」とある。
ポータルサイト「100」とあるのは、この事業が全体の100%を占めるという意味だ

理由1:成長し続けている市場だから

単一事業のままだとリスクが高いケースがあります。それは「今後伸びにくい、または消滅の可能性が高い市場」で事業を行っている場合です。

皆さん、以前「割り勘アプリ」を使っていた時期はありませんでしたか?「スマート幹事くん」や「groupay」などです。一時期流行って各社がリリースしましたが、結局今はほとんど使われていません…こうした消滅の可能性が高い市場だと、単一事業のままではリスクがあります。

不動産市場はどうでしょうか?
GDP(国内総生産)における「不動産業」の市場規模は65.6兆円と、市場は巨大です!

そして当社は2005年の創業から18年間、不動産投資市場を育ててきました。
例えばルールに違反した不適切な不動産会社にペナルティーを与えたり、不動産投資に関する記事や動画を中立的な立場から無料で公開したり…。業界1位の企業として「業界の健全化」に取り組んでいます。

ちなみに単一事業で成長している企業の例では、ユニクロを運営するファーストリテイリング、キーエンス、武田薬品などが有名ですね。

理由2:トップシェアだから

検索エンジンといえばGoogle、インスタントラーメンといえば日清食品など、トップシェアの会社名は簡単に思いつきますよね。

一方で、1位の会社以外はなかなか思いつかないのではないでしょうか?
先ほどの検索エンジンだと、Googleに続くのはYahoo!JAPAN、Bingです。インスタントラーメンは東洋水産、サンヨー食品、エースコックなどと続きます。

シェアが1位で認知度が高ければ、営業活動やPR活動などあらゆる面で優位に立てるため、会社として長く存続できるようになるのです。

「良くない多角化経営」って何?

本業を弱体化させてしまうような多角化経営のことです。

本業以外に始めた事業は、シェアも低いところから始まります。「なんとかシェアを覆そう!」とテコ入れを図っても、そう簡単にシェアが覆ることはありません。結果として赤字が積みあがり、本業に悪い影響を与えてしまうのです。

例えるなら、健康になりたいと思って、色んな野菜を混ぜたジュースを作るとします。そこで鮮度の悪い野菜が1つでも入っていると、全体の鮮度も落ちてまずくなったり、むしろ健康を害するものになったりしてしまいます。企業もそれと同じです。

最近ではライザップが有名です。パーソナルトレーニングジム事業から、その後80社以上の企業を買収する多角化を図りましたが、失敗に終わりました。

本業で圧倒的なシェア1位をとることが最優先

当社では「本業で2位以下に圧倒的な差をつけたシェア1位をとること」を最優先事項としています。シェア1位をとれない多角化経営はむしろリスクだと考えているからです。

※引用: 当社の2023年7月期 第3四半期決算説明資料より

当社のシェアは1位で、約4700店の不動産会社が楽待を使ってくれていますが、全国には約12万社の宅地建物取引業者があります。まだ26倍の成長余地があるのです!

今回は、「単一事業でも、市場が成長していてシェアが高ければ不安はない」というお話でした。企業選びの際には「この会社がどんな事業をやっていて、業界シェアは何位なのか?」といった点について、ぜひ確認してみるようにしてくださいね!

当社に興味を持っていただけた方は、ぜひエントリーをお願いします!


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