インタビュー

2021.10.12

ファーストロジックを退職した私が、3年ぶりに戻ってきた理由

自己紹介

私は2015年4月にファーストロジックに中途入社し、開発部で楽待の主にインフラ周り、社内ネットワーク周りを担当していました。いわゆるインフラエンジニア(プログラムが適切に動く環境を作ったり、維持する仕事)です。おそらくエンジニアと聞くとプログラマをイメージする方が多いかと思いますが、エンジニアは結構細分化されており、インフラエンジニアと呼ばれる職種があることを知って頂けると個人的には嬉しいです。

※ちなみに逃げ恥のドラマで古田新太さんが演じた沼田さんはインフラエンジニアです。

そして2018年1月に退社し、その後2社の経験を経て、3年9か月ぶりにファーストロジックに戻ってきました。

今回は、一度退職した私がなぜファーストロジックに戻ってきたかをお話したいと思います。

前回の退職理由

当時の私はインフラエンジニアとしての成長に不安を感じており、焦っていたというのが一番大きな理由でした。具体的にいうとインフラエンジニアとしてAWS(Amazon Web Serviceの略で、現在のWebサービスのインフラの主流と言っていいサービス)の経験を積んで、より成長したかったということです。

ファーストロジックでもその経験はできましたが、より早く成長するためにAWSを専門にしている会社へ転職を決意しました。

戻ってきた理由

戻ってきた理由をお話する前に、戻ることになった経緯についてお話しします。きっかけは社員から戻ってくるように声を掛けられたことです。辞めてからも一部の社員の方とはSNSで繋がっており、時々軽い感じで「いつ戻ってくるの?」とは聞かれてましたが、なぜか今回は本気度の高さを感じました。そのため、転職は全く考えていない状態でしたが、一度ちゃんと話を聞いてみようと思ったのがきっかけです。

そんなきっかけではありますが、話を聞いてファーストロジックで働いていた時のことを思い出してみると(もちろん過去は美化される傾向はありますが)、いいことばかりでした。人間関係で苦労した記憶は一切ないですし、またセクショナリズムで苦しんだ記憶もありません。

だからと言って、ここで「当社は人間関係が素晴らしい!」とか「部署の垣根が低いですよ!」と言ってこの記事を終わらせるつもりはありません。もし私がファーストロジックへの転職や就職を考えてる立場でそのような記事を読んでも、いまいち信用しきれないはずです。そして、おそらくそのような内容では他社との差別化にもならないと思います。

そこで、ファーストロジックに戻る決意をした理由をもっと踏み込んで考えてみました。その結果、私がファーストロジックに戻ろうと決意した理由は、業界No.1であることと、社長が主要株主であることが根本にあるとわかりました。

当時、私が感じていたファーストロジックでの働きやすさの根本にこの2つが大きく関わっていたという個人的な分析結果です。そして、この2つは今も変わっていないので安心して戻る決断をすることが出来ました。

なぜ業界No.1がいいのかと言うと、ゆとりができるからです。 一般的に業界No.1の企業は、2位以下の企業と比較して売上や利益は2倍以上になります。そして利益率の高さが金銭的な余裕を生み出します。

例えば、金銭的に余裕がない時の人ってゆとりがないですよね?それと同じで、企業も金銭的余裕があればあるほど、社員同士のコミュニケーションのしやすさ等の目先の利益を上げること以外の本質的なことに目を向けることができるようになります。

また、なぜ社長が主要株主だと良いのかと言うと、「見えない天の声」に振り回される心配がないためです。 会社の最終意思決定者は誰なのかというと、実は社長ではなく株主です。その株主が社外にいる場合、どうしても会社の中の状況がわからないので見当違いな戦略になったり、目先の利益を追ってビジョンを軽視するような戦略になったりします。

社長が主要株主の場合、そういった心配が一切ありません。なので、現在の会社の状況に即した、ビジョンと利益を同時に追える戦略を取ることができます。結果、社員が納得して働けるので自然と会社の雰囲気も良くなってくるのだと思います。

もちろん他にも戻る決断を後押しする理由は様々ありましたが、是非転職先や就職先を探している人たちには業界No.1かどうか、社長が主要株主であるかという視点も持ってみることをお勧めします。