ファーストロジックについて

2020.08.31

仕事をする上で大切にしている10個の行動指針【後編】

前編では、ファーストロジックの行動指針10個のうち5つを紹介しました。
https://recruit.firstlogic.co.jp/blog/about/whatisfl005/

振り返りになりますが、「行動指針」とは「仕事をする中で意識するべき指針」と当社は考えています。

例えば、前編で紹介した行動指針の1つに「すべてをシンプルにする」という行動指針があります。この行動指針があることで、当社は新しいサービスや機能を作るとき、「複雑なサービス内容になっていないか?」「もっとシンプルに分かりやすい機能にできないか?」と全社員が共通の意識を持って仕事に取り組めています。

こういった行動指針がないと、あるサービスはとてもシンプルだけど、あるサービスはとても複雑で難解…なんてことが起こり得ます。行動指針があることで、社員は迷わずに仕事をすることができるのです。

では今回は、前編で紹介できなかった残りの5つの行動指針と、行動指針を常に意識するために普段から実践していることをお伝えします。

行動指針6番~10番

6、チームワークで成果を最大化する
個人的な成果を上げたとしても、組織全体の成果に結びつかなければ会社は衰退する。チームワークを発揮するためには、目的の明確化、役割分担、情報共有が必要不可欠である。

7、すべてに対して感謝する
他者の存在や貢献を認めて尊重すると、相手からも尊重されるようになる。空気や水のような当たり前に得られる恩恵に気づき、いかに感謝できるかが成功するための秘訣である。

8、率先垂範を実践する
「子は親の背中を見て育つ」と同様に「部下は上司の背中を見て育つ」
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」

9、批判・評論はしない
批判や評論に力を割くべきではない。他者の批判や評論をする時間は、自分が成長するための時間に充てるべきである。自分の影響力が及ぶ範囲で、最善を尽くすことが成功につながる

10、 法令を守り利益を追求する
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」利益と理念は同時に追求するものであり、法令を無視して利益を上げる会社はやがて破綻する。

以上が、当社の行動指針です。後編で紹介した行動指針5つの中には、偉人の言葉がいくつか引用されています。「オットー・フォン・ビスマルク」「山本五十六」「二宮尊徳」の言葉が入っているので、どれが誰の言葉なのか興味がある方は調べてみてください!

「行動指針、結構多いですね…」

前編後編と読んでいただいた方の中には「行動指針が多くて、意識するのが大変そう…」「働いても覚えられなさそう…」と思った方もいるかもしれませんね。かくいう筆者(2018年新卒)も、初めて行動指針を読んだときにそう思いました。

そこで当社では、全社員が行動指針を常に意識して仕事ができるよう、さまざまな取り組みを行っています。その取り組みの代表例が、朝礼時に行う行動指針の発表です。

行動指針1つを取り上げて、「行動指針に関する自身のエピソード」や「今日意識したいこと」などを1人30秒程度で発表します。1日のスタートに行動指針を口に出すことによって、常に指針を忘れず仕事をすることができています。

朝礼にて行動指針の発表を行っている様子

「行動指針の発表では何を話しているの?」

当社の選考過程にある「体験入社」に参加いただく学生のみなさんにも、朝礼時に行動指針の発表を行っていただいています。「どんなことを話せばいいんですか?」と聞かれることもあるので、今日は筆者が実際に発表した内容をお話しします。私が選んだ行動指針は、前編で紹介した「1、本質を見抜き、最短距離を直進する」です。それでは、始めます。


「本質を見抜き、最短距離を直進する」において、「本質」を見失わないことの大切さを痛感したエピソードを話します。

新規契約を獲得するための営業活動を行っていたときの話です。一時期、どれだけ自社サービスを熱弁しても、契約が全くとれないときがありました。そこで「なぜ契約が取れないのだろう」と振り返ると、契約数の目標を達成することばかり考えて、目の前のお客様に集中できていなかったことに気づきました。

営業の本質は「商品を提供し、お客様の役に立つこと」です。私はその本質を見失っており、それがお客様にも伝わっていたのです。こうして本質に立ち返ることにより、徐々に契約がとれるようになって、結果的に目標を達成することができました。

この経験から、「本質」を見失っていないか、より意識して業務に取り組めるようになりました。


これは「行動指針に関する自身のエピソード」です。行動指針を発表するときに自分自身を見つめ直すことができますし、発表を聞くメンバーにも気づきを与えられるかもしれません。

最後に

当社の行動指針は2006年に生まれ、その後、会社の成長にあわせて何度かアップデートをしています。今回紹介した行動指針も、ひょっとしたら1年後にはガラリと変わっているかもしれません。

会社の成長に伴い社員の意識が上がり、行動指針もどんどんレベルアップできるように、これからも頑張っていきたいと思います!