インタビュー

2020.10.09

新卒で育休産休を2度経験、「働くママ」にインタビュー!

「バリバリ働きたい!でも、出産や育児と仕事を両立できるか不安…」
こんな方も多いのではないでしょうか?

第一子出産後の女性の就業継続率は、約50%と言われています。退職理由の多くは「仕事と育児の両立が難しい」というもの。

そこで今回は、当社で産休・育休を2度経験した女性社員のIさんにインタビューしました。仕事や育児について、いろいろな疑問をぶつけてみましたので、ぜひご覧ください!

ー入社してからの経歴を教えてください。

2012年新卒として入社し、これまでにマーケティング部、新規事業部、営業部の3部署を経験しています。これまで、企画の立案や実施・新サービスの立ち上げ・売上の責任者・新規営業など、さまざまな業務に取り組んできました。

ー現在はどんな仕事をしていますか?

現在は営業部に所属し、営業事務チームでリーダー業務をしています。営業事務チームとは、楽待を利用している不動産会社のサポートや、営業上必要な事務手続きを行うチームです。

お客様から頂いた質問や意見に対してどんな対応をすべきか、リーダーとして判断をしています。他には新入社員の教育や、サービスの改善策を考えるなど、チームの業務は多岐に渡ります。

初めての育休・産休は入社4年目

ー産休・育休は取得しやすかったですか?

はい、スムーズに取得することができました。安定期に入ったタイミングで会社に妊娠したことを報告し、出産の1カ月半前から産休に入りました。

最終出社日には、他の社員の方から「頑張ってください!」と声をかけてもらえたり、寄せ書きを頂いたりと、とても嬉しかったのを覚えています。

ー育休明け、職場での社員の接し方に変化はありましたか?

いい意味での変化はありました。

今は時短勤務のため、9時出社の16時定時で働いているのですが、16時になると「もう16時ですよ、帰ってください」と周りのみんながアラートをかけてくれるんです(笑)。また、子供の体調不良で休まないといけないときがどうしてもあります。そんなときも「子供を優先してください」と言ってもらえるので、とても助かります。

ただ、皆さんに甘えっぱなしというわけにもいきませんので、急に休むことになっても仕事に遅れが出ないよう工夫をしています。例えば、自分の業務の状況を常に共有ファイルにまとめておいて、進捗や、すぐに実施しなければならない業務など、他の人にもわかるようにしてあります。

ー仕事と育児の両立のコツはなんですか?

仕事と家事・育児ともに効率化を意識しています。

家事だったら、ロボット掃除機や食洗機をフル活用していますし、動線を考えて収納場所を決め、家に物が散らからない工夫もしてます。

仕事でいえば、当社の必読図書である「エッセンシャル思考」の考え方を大切にしています。例えば、目の前のことを全部やろうとせずに、本当に大切なことにだけ時間を使うことは特に意識していますね。

ー現在は時短勤務ということですが、きちんと評価はされますか?

評価は休職前と変わりないと思います。具体的なエピソードでいうと、1回目の産休・育休から復帰して2カ月目に「社長賞」をいただきました。

社長賞とは、月に1回、他の模範となるような成果を出した社員を表彰するものです。その月、私は営業部で業務改善に取り組んでいたのですが、1年間職場を離れていたからこそ、「ここは改善できるのではないか?」というポイントにたくさん気づくことができました。その結果、会社全体の業務効率アップに貢献できて、そしてそれが評価されて、とても嬉しかったです!

ーどんな時に幸せを感じますか?

子供たちからハグをされたときですね!帰宅して家事をしていると、子供たちから「ご飯作らないで、一緒に遊んで~」と言われます。「勘弁して~!」と思うんですけど、ふと後ろからギュッとハグされると疲れが吹っ飛びます(笑)

ー今後、挑戦してみたいことはなにかありますか?

長く働いてもらうための仕組みづくりをしたいです。長く働く人が増えるということは、私のように、結婚して出産するライフステージの人が増えるということ。

その一環として今年から、会社の「衛生委員会」のメンバーになりました!結婚や出産する社員が働きやすい環境はどんな環境なのか考えて、積極的に声をあげていきたいです。

ー「結婚、出産後も働き続けたい」と考えている学生へ一言お願いします。

結婚、出産しても働きたいという女性のための制度は、国も会社も作ってくれています。そのため、産休や育休の取得自体はできると思います。

ただ、復帰後に子供優先で働く場合、どうしても時間の制約を受けることになり、できる仕事が限られます。また、限られた時間の中で成果を出せないと、会社の中でお荷物になってしまうということも、事実としてあると思っています。

その状況下で働き続けるためには、「この仕事は〇〇さんに任せたい」と周りに思われるような能力を身につける必要があると思います。それがあれば、たとえ時間の制約があっても周りが頼りにしてくれたり、協力してくれる…という環境になっていくでしょう。

これらは国や会社がやることではなく、自分がやることです。働きながら子育てもしたいということであれば、入社直後から「この仕事は〇〇さんに任せたい!」という存在になれるように、自分の得意なことや役割を意識して働くといいのではないでしょうか?

家事だけでなく、仕事もバリバリ切り盛りするIさん。優しくも頼もしいその姿に、尊敬が募ります。仕事中・自宅での様子などをインタビュー動画でも紹介しているので、そちらもぜひご覧ください!